35 訪問看護ステーション
ぽれぽれ (中川村・アルプス中央信用金庫)富永 良謙(33)

VOL.35
訪問看護ステーション
ぽれぽれ
(中川村)
アルプス中央信用金庫
訪問看護業 30代で開業

全疾患・全年齢対応の訪問看護を提供します。病状が安定せず入退院を繰り返す方、できる限り元気に在宅で過ごしたい方など、どなたでもお問い合わせください。訪問リハビリも承ります。

あなたのまちの新米オーナーに一問一答!

夢を掴んだオーナー

富永 良謙(33)

(とみなが りょうけん) 2023年創業

地域に必要とされるような事業所になれるよう、誠心誠意努めてまいります!

  • Q1創業を決意した理由・きっかけを教えてください。

    「自分が生まれ育った地域に恩返ししたい」と思ったのが一番のきっかけです。まずは医療と福祉で地域を活性化し、さらに事業を展開して魅力あふれる地域づくりをしていきたいです。

  • Q2なぜ創業のパートナーに「しんきん」を選ばれたのですか?

    幼い頃から一番身近な金融機関だったからです。起業計画を立てている段階から共に悩み、知恵を絞ってくれました。あまりにも親身になってくれるので、お話しするのが毎回楽しみでした。「しんきん」さんのおかげで、理想と夢の詰まった開業が叶いました。

  • Q3これからどんなお店・会社にしていきたいですか?

    地域に根差し愛される、お客さまに選ばれるような企業を目指したいです。また、子どもたちに「ここで働きたい」と思ってもらえるよう、先進的で働きやすい環境を整えていきたいと思います。

  • Q4お客様に対して、また、経営者として心掛けていることは?

    常に「一方通行にならないサービス」を提供できるよう心がけています。本当に必要としているものや、悩みの根本的な原因は何かを一緒に考え、日々解決のお手伝いに取り組んでいます。

  • Q5開業準備の思い出はなんですか?
    (楽しかったこと、苦労したことなど)

    一番苦労したのは「仕組みづくり」です。私は「訪問看護ステーションぽれぽれ」を100年続く会社にしたいと思っています。収益を出すためにも、社員には頑張って働いてもらう必要がありますが、「休みがとりやすい」「人間関係が良い」「福利厚生がしっかりしている」といった環境面もおろそかにしてはいけないと考えています。どちらも追い求めていると、どうしてもうまくいかない部分がでてきてしまうので「どうしたものかなあ」と考えあぐねていますが、「組織の仕組み化」が成功すれば革命が起こると思っています。
    また、開業準備と当時の仕事、育児、ケアマネージャー取得のための勉強など、すべてを同時進行していたのも思い出です。大変な毎日ではありましたが、自分のやりたいことだったので、頑張ることができました。また会社を経営していくためには、事業の根本的なシステムだけではなく、経理や労務など知識が薄い分野に対しても全部自分で決めていかなければなりません。法律も絡んでくるため、色んな人に相談しつつ、自分でも調べながら準備を進めてきました。今はインターネットでなんでも調べられるので、昔よりも起業しやすい環境になったのでは、と感じました。
    事業の中でクラウドファンディングに成功はすごく嬉しい出来事でした。当社の事務所は長く空き家だった元旅館。近くには国重要文化財である「板戸橋」があるため、周囲の景観を整えて地域を活性化させたいというアイデアで始めたものでした。プロモーションが功を奏し、地域新聞にも取り上げられるほどの反響を得ることができました。「こんなニーズがあるんじゃないか」「こんなことをしたら楽しいんじゃないか」と考え始めるとワクワクして、アイデアが止まらなくなります(笑)。

  • Q6お店の存在を広く知っていただくために実践していることはありますか?

    地域の活動には、できる限り顔を出そうと思っています。仕事には関係ないような活動でも、地域の方と繋がりを持っておくことで、仕事に関連したお話をいただけることが多いです。消防活動や清掃ボランティア、福祉施設へのボランティアなども行っています。
    また将来の人材発掘のために、中高生に向けたキャリア講義活動もしています。看護師についてはもちろん、開発途上国への国際医療ボランティアや世界一周旅行など、さまざまな経験についてお話しさせてもらうことで、子どもたちがたくさんの「選択肢」を持てるようになればいいな、と思っています。

  • Q7やりがいを感じるときはどんな時ですか?

    私たちのサービスで患者さまの病状が良くなったときや、感謝を伝えていただいた時に一番やりがいを感じます。まだ始めて間もないですが、もっと多くの人に利用していただけるように、努めてまいりたいと思います。

  • Q8 創業にあたって必要だと思うもの3つ挙げるとしたら?

    今は企業の仕方もインターネットで調べることができますし、コンサルサービスも充実しているので難しいことではないと思いますが、強いて言うのであれば以下の3つだと思います。
    ①継続:創業するにあたって「やりたくないな」「これよくわからないな」と思う事は非常に多く、途中で投げ出したくなることもあります。ですが、そこは踏ん張って継続することが必要だと思います。
    ②根気:創業には「パワー」が必要だと感じました。思い通りにいかないこともありますが、できる限り情報を集めて準備し、「やった方が良い」と思ったことは必ずやっておくことをおすすめします。
    ③資金力:ある程度、売り上げが安定するまでの資金がないと難しいと思います。

  • Q9 開業の前と今と、変わったことはありますか?

    開業前も忙しかったですが、開業後もあまり変わりません(笑)。
    ただ、とても楽しい毎日を過ごしています。理想を求めた「看護」のあり方にやりがいを感じつつ、地域の中で多くの人と繋がりながら事業を展開できているため、新鮮で刺激的な毎日です!

  • Q10 最後に新米オーナーから未来のオーナーへメッセージを!

    一度きりの人生、「挑戦したい」と思ったら、ぜひ行動に移してみてください!業種や分野が違っても、私たちは同じ創業仲間。困り事や悩み事はいつでもご相談ください。一緒に地域を盛り上げていきましょう!

しんきん担当者から

「医療・福祉の面から地域貢献をしたい」という想いで創業を決意された富永さま。創業への熱い情熱や地域課題と真摯に向き合う姿に魅力を感じました。これからも夢に向かって挑戦する富永さまを全力で応援します。

アルプス中央信用金庫
営業統括部企業支援室
たばた よしひろ
田畑 芳浩
店舗情報
訪問看護ステーション
ぽれぽれ
上伊那郡中川村大草3280-7
営業時間/
平日8:30~17:00
緊急時対応契約後:24時間365日対応
定休日/
土・日・祝日
契約後は365日対応可能
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